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「マッチングアプリで本当に結婚できるのか」と不安になる人は少なくありません。
結論からいうと、マッチングアプリをきっかけに結婚した夫婦は公的調査でも確認されています。すでに、職場や友人紹介と並ぶ結婚相手との出会い方の一つになっています。
ただし、「アプリを使えば一定確率で結婚できる」という意味ではありません。
マッチングアプリでは、相手探し、メッセージ、日程調整、結婚意思の確認、交際後の判断まで自分で進める比重が大きいため、どこで活動が止まっているかによって結果が大きく変わります。
この記事では、公的データから「アプリ婚が実際に存在するのか」を確認したうえで、数字の正しい読み方、結婚までの期間、結婚につながりやすい進め方、アプリで止まりやすいポイント、結婚相談所へ切り替える目安まで整理します。
※本記事で紹介する割合は、調査対象・設問・集計方法が異なります。「マッチングアプリ利用者のうち何%が結婚できるか」という単一の成功率として読み替えないでください。
結論|マッチングアプリから結婚することは十分あり得る
公的調査を見る限り、「マッチングアプリから結婚するのはごく一部の特殊なケース」とは言えません。
こども家庭庁が2024年に実施した「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」では、既婚者が現在の配偶者と出会った場所・機会として、マッチングアプリが25.1%で最も高く、職場や仕事関係・アルバイト先の20.5%を上回りました。
この調査の既婚者は主に30代以下・直近5年以内に結婚した2,000人で、若い世代の最近の結婚における出会い方をみる資料です。
一方、国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査では、SNSやマッチングアプリなどのインターネットサービスを利用して知り合った夫婦が、最近の結婚の13.6%を占めています。
数字は異なりますが、調査対象や質問方法が違うため矛盾ではありません。
共通して言えるのは、オンラインで知り合った相手との結婚が、実際の結婚経路として一定の割合を占めているということです。
「25.1%」「13.6%」「45.2%」は同じ意味ではない
マッチングアプリの結婚について調べると、異なる数字が出てきます。
| 数字 | 調査 | 何を示す数字か | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 25.1% | こども家庭庁 2024年調査 | 既婚者が現在の配偶者と出会った場所・機会としてマッチングアプリを選んだ割合 | 主に30代以下・直近5年以内に結婚した既婚者2,000人の調査 |
| 13.6% | 第16回出生動向基本調査 | 最近の結婚でSNS・マッチングアプリ等のインターネットサービスを通じて知り合った夫婦の割合 | マッチングアプリだけではなくSNS等も含む |
| 45.2% | リクルート 婚活実態調査2024 | 2023年婚姻者のうち「恋活・婚活サイト、アプリ」を利用した人を母集団とした際、その婚活で結婚した人の割合 | 一般の全アプリ利用者を分母とする結婚成功率ではない |
特に45.2%を「アプリを使った人の45.2%が結婚できる」と読むのは適切ではありません。
この調査は2023年に結婚した人を対象に、その人たちが利用した婚活と結婚との関係を集計したものです。
つまり、これらの数字から言えるのは「アプリ経由の結婚は実際に多く存在する」ということであって、個人の結婚確率を計算できるわけではありません。
マッチングアプリで出会ってから結婚までの平均は2.8年という公的データがある
第16回出生動向基本調査では、「ネット(インターネット)で」知り合った初婚どうしの夫婦について、平均交際期間は2.8年でした。
同じ調査の恋愛結婚では平均4.9年です。
ただし、ここでいう「ネット」はSNSやアプリなど、個人と個人をオンラインでつなぐインターネットツール全体です。
さらに、この集計の「ネットで」の客体数は73組です。
したがって、
- マッチングアプリなら平均2.8年で結婚できる
- 2.8年を過ぎたら遅い
- 婚活アプリならもっと短い
とまでは言えません。
結婚までの正解期間としてではなく、オンラインで出会って結婚した夫婦が実際に存在し、その交際期間も公的調査で把握されているという確認材料として使うのが適切です。
マッチングアプリで結婚まで進む流れ
アプリで結婚する場合も、マッチングしただけで結婚へ直結するわけではありません。
一般的には、次の段階を進みます。
- 自分の結婚希望時期を決める
- 結婚目的に合うアプリを選ぶ
- プロフィールを整える
- 相手を探し、マッチングする
- メッセージをする
- 初めて会う
- 2回目以降のデートへ進む
- 交際する
- 結婚意思・生活条件を確認する
- 双方が結婚を決める
「アプリで結婚できない」と感じている人は、まずこのどこで止まっているかを確認してください。
結婚できるかは「マッチ数」より、どこで止まるかを見る
| 止まっている段階 | 考えられる問題 | 先に見直したいこと |
|---|---|---|
| 候補が少ない | 地域・年代・アプリの会員層が合わない | アプリ選び、検索地域、希望条件 |
| マッチングしない | 写真・プロフィール・申込み先の偏り | プロフィール、条件、活動量 |
| メッセージが続かない | 返信負担、話題、同時進行しすぎ | 人数、返信時間、会う提案の時期 |
| 実際に会えない | 誘い方、日程調整、警戒感 | 会うタイミング、場所、安全配慮 |
| 初回で終わる | プロフィールとのズレ、相手選び、会話 | 候補条件、第一印象、会話 |
| 交際に進まない | 相性、目的、結婚希望時期のズレ | 会う相手の選び方 |
| 交際しても結婚へ進まない | 結婚観や生活条件の確認不足 | 仕事、住居、家計、子ども、時期感 |
例えば、マッチング自体が少ない人と、毎月何人も会えているのに結婚観が合わない人では、必要な対策はまったく違います。
「アプリが悪い」と一括りにせず、自分のボトルネックを見つけることが重要です。
結婚につなげるなら、自分の希望時期を先に決める
マッチングアプリには、
- まず恋人がほしい
- 良い相手がいれば将来結婚したい
- 1〜2年程度で結婚したい
- できるだけ早く結婚したい
など、異なる温度感の人がいます。
相手の希望を確認する前に、自分自身が「いつ頃までに結婚したいか」を決めておかないと、合っているか判断できません。
年齢だけで「急ぐべき」と決めるのではなく、自分の生活設計として考えてください。
プロフィールの「結婚したい」だけで判断しない
プロフィールに「結婚したい」と書いてあっても、具体的な時期は人によって違います。
交際が進む中で、
- 結婚をどのくらい現実的に考えているか
- 何年以内を想定しているか
- 仕事を続けたいか
- どこに住みたいか
- 子どもを希望するか
- 転勤・転居をどう考えるか
- 家計や生活費をどう考えるか
などを少しずつ確認します。
最初のメッセージから質問攻めにする必要はありません。
一方、何か月も交際してから「結婚するつもりはなかった」と分かるのも避けたいところです。
会う前のメッセージを長くしすぎない
メッセージは安全性や最低限の相性を確認するために必要ですが、文章だけでは分からないことも多くあります。
双方に会う意思があり、基本的な安全確認ができたら、人目のある場所で短時間会う方法があります。
何週間・何か月も文章だけを続けること自体を婚活の進捗にしないでください。
反対に、会うことを急ぎすぎる必要もない
「早く結婚したい」からといって、安全確認や相手の目的確認を省く必要はありません。
初対面では、
- 昼間または人通りのある時間
- 駅周辺のカフェなど人目のある場所
- 60〜90分程度
- 自宅・車・ホテルなど密室を避ける
方法が取りやすいでしょう。
結婚を急ぐことと、相手を急いで信用することは別です。
本人確認と独身確認は分ける
婚活で特に重要な点です。
大手マッチングアプリには公的書類等を使った本人確認があります。
しかし、本人確認は必ずしも法律上独身であることの証明ではありません。
アプリによっては、公的な独身証明書を任意で提出できるサービスがあります。
独身確認を強く重視するなら、
- 独身証明を提出できるアプリを選ぶ
- 相手が提出済みか確認する
- 独身証明を必須とする結婚相談所を比較する
という方法があります。
条件の良さより「話し合える相手か」を見る
アプリは年齢、職業、年収、学歴、趣味などから相手を探しやすい反面、条件で人を選び続けやすい仕組みでもあります。
結婚生活では、条件だけでなく、
- 意見が違ったときに話し合えるか
- 自分の都合だけを押し通さないか
- 予定変更にどう対応するか
- お金について話せるか
- 相手の仕事・家族を尊重できるか
- 謝れるか
などが重要になります。
プロフィール条件だけで「結婚向き」と判断しないでください。
候補を増やし続けると、一人へ進みにくくなることがある
アプリでは、交際候補ができても新しい人を検索し続けることができます。
この自由度はメリットですが、
- もっと良い人がいる気がする
- 少し気になる点があるだけで次へ行く
- 毎週新しい人と会い、一人ひとりを覚えられない
- 関係を深める前に比較を続ける
状態になることがあります。
数回会って「もう少し知りたい」と思う相手ができたら、新規の候補探しを一時的に減らす方法もあります。
アプリで結婚できる人に共通する「性格」を断定しない
「マッチングアプリで結婚できる人は積極的」「コミュニケーション能力が高い」といった説明を見かけますが、性格で一律に分ける必要はありません。
実際に必要なのは、
- 自分の希望をある程度言語化する
- 返信・予定を管理する
- 相手の目的を確認する
- うまくいかない場所を見直す
- 合わない相手とは無理に続けない
- 関係が進んだら一人に集中する
といった行動です。
苦手な部分はルール化したり、別サービスで補ったりできます。
20代・30代・40代で「結婚できる/できない」は決まらない
年代によって候補数や結婚希望時期は変わりますが、「何歳ならアプリで結婚できる」と断定することはできません。
20代
候補を広く探しやすい一方、利用目的も恋活から婚活まで幅があります。早めの結婚を希望する場合は、相手の時期感を確認します。
30代
結婚希望時期がより具体的になる人もいるため、プロフィールだけでなく、交際開始後に生活条件を確認することが重要です。
40代
全国会員数ではなく、自分の地域・希望年代で実際に候補がいるかを先に確認してください。再婚、子どもの有無、仕事、親との関係など生活条件も個人差が大きくなります。
年齢だけでアプリを諦める必要はありませんが、候補数や自己管理負担が大きい場合は別の婚活方法も比較します。
アプリ婚は離婚しやすい?公的データからは単純に言えない
「マッチングアプリで出会った夫婦は離婚率が高い」「逆に離婚率が低い」といった数字がネット上で紹介されることがあります。
しかし、日本の公的調査で、マッチングアプリ婚だけを取り出して長期の離婚率を一般化できる十分なデータは限定的です。
少なくとも、出会い方だけから将来の離婚リスクを決めつけるべきではありません。
重要なのは、結婚前に、
- お金
- 仕事
- 住む場所
- 子ども
- 家事・育児
- 家族との関係
- 問題が起きたときの話し合い方
を確認できるかです。
マッチングアプリだけで結婚まで進める人
次の作業を自分で無理なく続けられるなら、アプリだけで婚活を進めることは十分可能です。
- 相手を検索・選択する
- メッセージを返す
- 安全に会う予定を組む
- 相手の結婚意思を確認する
- 複数候補を管理する
- うまくいかない原因を修正する
- 交際後に生活条件を話し合う
こうしたことができる人にとって、結婚相談所の人的支援は必須ではありません。
結婚相談所へ切り替える目安
反対に、次の状態が長く続くなら、アプリの種類を変えるだけでなく結婚相談所も比較できます。
- マッチングしても返信を続けられない
- 日程調整が負担で会うまで進まない
- 相手の結婚意思を確認することが苦手
- 独身証明など公的書類での確認を重視したい
- 何人会っても同じ理由で初回・2回目で終わる
- 交際中に判断を相談できる第三者がほしい
- 活動を振り返らず同じことを繰り返している
「アプリで結婚できない人は相談所へ行くべき」という意味ではありません。
自分で行う作業のどこかが継続的な障害になっているなら、その作業を支援するサービスへ費用を払う意味があるということです。
婚活サービス全体の違いは、婚活サービスの選び方・比較で確認できます。結婚相談所を具体的に比較する場合は、結婚相談所の選び方ガイドも参考にしてください。
マッチングアプリで結婚を目指す10項目チェック
- 自分の結婚希望時期が決まっている
- 結婚目的に合う利用者を探しやすいアプリを選んでいる
- 自分の地域・年代で候補がいる
- 本人確認と独身確認の違いを理解している
- 同時進行を自分で管理できる人数に抑えている
- メッセージだけを長く続けすぎていない
- 安全な場所で実際に会えている
- 交際前後で相手の結婚希望時期を確認している
- 生活条件を話し合えている
- 一定期間ごとにどこで止まっているか見直している
全部できていなければ結婚できないというチェックリストではありません。
アプリ婚活で改善できる場所を見つけるために使ってください。
よくある質問
マッチングアプリで本当に結婚できますか?
できます。こども家庭庁の2024年調査では、既婚者が現在の配偶者と出会った場所・機会としてマッチングアプリが25.1%で最も高くなっています。ただし、これはアプリ利用者の25.1%が結婚できるという意味ではありません。
マッチングアプリの結婚率は何%ですか?
全利用者を同じ条件で追跡した公的な「結婚成功率」はありません。25.1%、13.6%、45.2%など複数の数字がありますが、調査対象と分母が異なるため、そのまま成功率として比較できません。
アプリで出会って結婚するまで何年かかりますか?
第16回出生動向基本調査では、SNSやアプリ等を含む「ネットで」知り合って結婚した初婚夫婦の平均交際期間は2.8年でした。ただし客体数は73組で、マッチングアプリだけの平均ではありません。
半年や1年で結婚する人もいますか?
個別事例としてはありますが、全員の標準期間にはできません。期間より、相手の結婚希望時期と生活条件を十分に確認できているかを重視してください。
マッチング数が多ければ結婚しやすいですか?
必ずしもそうではありません。マッチング後に会えない、初回で終わる、結婚意思が合わない場合は、マッチ数だけ増やしても結婚には近づきません。
マッチングアプリで結婚したことを家族に言いにくいです
現在は公的調査でもマッチングアプリが結婚相手との主要な出会い方の一つとして確認されています。どこまで詳しく説明するかは二人で決めて構いません。
マッチングアプリ婚は後悔しやすいですか?
出会い方だけで後悔や離婚を決めることはできません。結婚前に仕事、住居、家計、子ども、家族関係、問題時の話し合い方を確認することの方が重要です。
何か月アプリを使って結婚できなければ相談所へ行くべきですか?
固定期間だけでは判断できません。候補数、マッチング数、実際に会った人数、2回目、交際のどこで止まっているかを確認し、アプリの仕組みでは補いにくい問題が続く場合に相談所を比較してください。
まとめ|「アプリで結婚できるか」より、自分がどこまで進めているかを見る
マッチングアプリをきっかけに結婚した夫婦は、公的調査でも明確に確認されています。
こども家庭庁の2024年調査では、既婚者の現在の配偶者との出会いの場所・機会としてマッチングアプリが25.1%で最多でした。
一方、この数字は利用者全体の結婚成功率ではありません。
マッチングアプリで結婚を目指すなら、
- 結婚目的に合う相手を探す
- 安全に会う
- 結婚希望時期を確認する
- 生活条件を話し合う
- 一人へ進む段階で候補探しを減らす
- どこで活動が止まっているか見直す
ことが重要です。
アプリは結婚を自動的に作るサービスではありませんが、結婚相手との出会いを作る現実的な入口の一つです。
自分で進められるならその低コスト・自由度を活かし、確認・調整・交際判断が継続的な負担になるなら、別の婚活方法で補ってください。

