結婚相談所を検討していても、「入会した後は何をするのか」「お見合いからすぐ交際になるのか」「どの段階で一人に絞るのか」が分からないと、活動を具体的に想像しにくいものです。
基本的な流れは、入会準備、プロフィール公開、相手探し、お見合い、仮交際、真剣交際、プロポーズ、成婚退会です。ただし、紹介方法、交際段階の呼び方、連絡先交換、交際期間、成婚の条件は相談所によって異なります。
この記事では、結婚相談所の無料相談から成婚退会までを順番に解説し、各段階で本人がすること、担当者へ相談できること、活動が止まったときの見直し方まで紹介します。
※本記事は2026年9月3日時点の各社公式情報を基にした一般的な解説です。具体的な活動ルール、必要書類、料金、交際期間は、利用する相談所・連盟・プランの契約書と最新案内を確認してください。
- 相談所を比較し、無料相談を受ける
- 契約内容を確認して入会する
- 必要書類・写真・プロフィールを準備する
- 検索や紹介で相手を探す
- 双方が希望したらお見合いをする
- 仮交際で複数回会い、相性を確かめる
- 真剣交際で一人の相手と結婚条件を話す
- プロポーズや意思確認を経て成婚退会する
結婚相談所の活動は8段階で進む
| 段階 | 主な行動 | 次へ進む目安 |
|---|---|---|
| 1.比較・無料相談 | 料金、紹介方法、支援、契約条件を確認 | 仕組みと総額に納得できる |
| 2.契約・入会 | 書面を読み、必要書類を提出 | 審査と登録が完了する |
| 3.活動準備 | 写真撮影、プロフィール作成、条件設定 | プロフィールが公開される |
| 4.相手探し | 検索、紹介、申込み、申受け | 双方がお見合いを希望する |
| 5.お見合い | 短時間会い、もう一度会うか判断 | 双方が交際を希望する |
| 6.仮交際 | 連絡やデートを重ねて相性を確認 | 一人と深く向き合いたいと思える |
| 7.真剣交際 | 結婚後の生活条件を具体的に話す | 双方の結婚意思が固まる |
| 8.成婚退会 | プロポーズ、意思確認、退会手続き | 相談所が定める成婚条件を満たす |
これは代表的な流れです。相談所によっては「仮交際」を「プレ交際」「交際」、「真剣交際」を「真剣なお付き合い」などと呼びます。言葉だけで判断せず、その段階でできることと禁止されることを確認してください。
IBJの公式案内でも、プロフィール作成・写真撮影、相手探し、お見合い申込み、お見合い、交際、成婚という流れが示されています。詳しくはIBJ「婚活の流れ」で確認できます。
1.結婚相談所を比較して無料相談を受ける
最初に、オンライン型、店舗型、仲人型、データマッチング型などから、自分が必要とする支援を考えます。料金の安さだけでなく、自分で行う範囲と担当者に任せられる範囲を確認してください。
無料相談では、希望条件を伝えて「紹介できます」と言われるだけで決めず、実際の活動方法を具体的に聞きます。
- 自分で検索できる人数と月の申込み上限
- 担当者からの紹介人数と選び方
- お見合いの日程調整を誰が行うか
- プロフィールや写真への支援
- 仮交際・真剣交際中に相談できる内容
- 担当者への連絡方法と返信の目安
- 休会、中途解約、成婚退会の条件
- 入会から退会までにかかる費用総額
仕事が不規則なら、面談できる曜日やオンライン対応も確認します。自分で相手探しと予定管理を進められる人には、低価格のオンライン型が合理的な場合があります。活動設計や交際中の相談が必要なら、料金が上がっても担当者の支援範囲を比較する価値があります。
2.契約内容を確認して入会する
利用する相談所を決めたら、概要書面や契約書面を読み、料金、サービス期間、提供内容、クーリング・オフ、中途解約、成婚の定義を確認します。
一定の期間と金額を超える結婚相手紹介サービスは、特定商取引法の特定継続的役務提供に該当します。契約期間が2か月を超え、契約総額が5万円を超える場合などには、法定書面、クーリング・オフ、中途解約の規定があります。制度の概要は消費者庁「特定継続的役務提供」で確認できます。
無料相談当日に契約する必要はありません。月会費だけでなく、入会金、登録料、お見合い料、成婚料、オプション、休会費まで含めて持ち帰って比較します。
3.必要書類とプロフィールを準備する
必要書類を提出する
結婚相談所では、本人情報や独身であることを確認するため、書類の提出を求められます。一般的な例は次のとおりです。
- 本人確認書類
- 独身証明書
- 現住所を確認する書類
- 収入証明書
- 学歴証明書
- 資格をプロフィールへ掲載する場合の資格証明書
すべての人に同じ書類が必要とは限りません。発行日からの有効期限、原本とコピーのどちらが必要か、オンライン提出できるかを相談所へ確認します。
プロフィール写真を用意する
写真は検索画面で最初に見られやすい情報です。過度な加工で実物との差を大きくするより、清潔感、表情、服装が分かる現在の写真を選びます。
撮影スタジオが必須か推奨か、撮影費が料金に含まれるかは相談所によって異なります。自分で写真を用意できる場合は、低価格プランでも十分なことがあります。
自己紹介文と希望条件を作る
自己紹介文には、仕事、休日、趣味だけでなく、どのような生活を大切にしているかを具体的に書きます。担当者が紹介文を作る相談所では、内容が自分の実像と合っているか公開前に確認してください。
希望条件は、必須条件、できれば希望する条件、会ってから判断する項目に分けます。すべてを検索条件にすると候補が極端に減るため、結婚生活へ本当に影響する条件から優先します。
4.検索・紹介・申込みで相手を探す
プロフィール公開後は、主に次の方法で相手を探します。
- 会員データベースから自分で検索する
- 担当者が選んだ相手の紹介を受ける
- 価値観や条件による自動マッチングを利用する
- 相談所主催のイベントやパーティーへ参加する
- 相手から届いた申込みを検討する
「紹介」と書かれていても、担当者が相性を考えて選ぶ紹介と、システム条件に合った候補を自動表示する紹介があります。無料相談で、誰がどの情報から候補を選ぶのか確認します。
申込みが通らないときは、本人の価値を否定されたと考えず、写真、文章、希望範囲、申込み先、申込み数のどこに調整余地があるかを見ます。申込み上限を埋めること自体を目的にせず、会って確かめたい相手へ継続して申し込みます。
5.双方が希望したらお見合いをする
一方が申し込み、相手が承諾するとお見合いが成立します。担当者やシステムが日時と場所を調整する相談所もあれば、会員同士で候補日を入力するサービスもあります。
お見合いは、結婚を決める場ではありません。プロフィールだけでは分からない話しやすさや価値観を確認し、もう一度会いたいかを判断する場です。
- 集合場所、開始時刻、遅刻時の連絡先を確認する
- プロフィールを読み返し、質問を数個用意する
- 一方的な質問や条件確認だけで終わらせない
- 個人情報を無理に聞き出さない
- 返事の期限と方法を確認する
連絡先をその場で交換してよいかは相談所のルールによります。交換が禁止されている場合は、交際成立後に相談所を通じて開示されます。
6.仮交際で複数回会って相性を確かめる
仮交際は、お見合い後に「もう一度会いたい」と双方が希望した段階です。名称に「交際」とあっても、一般的な恋人関係と同じ意味とは限りません。
多くの相談所では、仮交際中は複数の相手と会ったり、新しいお見合いを続けたりできます。ただし、同時進行の可否と上限は所属先のルールを確認してください。
仮交際では、短期間に結論を出すことより、何度か会う中で次の点を見ます。
- 無理なく連絡と日程調整ができるか
- 一緒にいるときの緊張が少しずつ下がるか
- 意見が違うときにも会話を続けられるか
- 仕事、休日、住む場所などの基本条件が大きく外れていないか
- 相手を一人に絞って向き合いたいと思えるか
同時進行の人数を増やしすぎると、連絡や予定管理が負担になります。比較しやすさより、一人ずつ丁寧に判断できる人数へ調整してください。
7.真剣交際で結婚後の生活を話し合う
真剣交際は、原則として相手を一人に絞り、結婚を前提に関係を深める段階です。新しい紹介やお見合いが停止する相談所が一般的ですが、具体的な扱いは規約を確認します。
真剣交際へ進む前に、双方の気持ちを担当者同士で確認することがあります。交際を続けたい気持ちと、結婚へ向けて一人に絞る意思を分けて伝えてください。
真剣交際では、次のような結婚生活に関わる事項を話します。
- 入籍を考えている時期
- 住む地域と住居
- 仕事、転勤、働き方
- 収入、支出、貯蓄、借入れ
- 家事や育児の分担
- 子どもを望むか、まだ決めていないか
- 親との同居、介護、経済的支援
- 家族への挨拶と結婚式の希望
すべてを同じ意見にする必要はありません。違いを知ったときに、相談、調整、保留ができる関係かを確認します。
8.プロポーズと意思確認を経て成婚退会する
双方の結婚意思が固まったら、プロポーズや婚約の確認を行い、相談所へ報告します。その後、退会届、成婚料、最終月会費などを精算して成婚退会します。
成婚の定義は相談所ごとに異なります。婚約を条件とするサービスもあれば、双方が結婚を前提に交際すると決めた段階を成婚とするサービスもあります。宿泊、同棲、婚前交渉、一定の交際期間経過などを成婚とみなす規約もあるため、交際開始前から確認してください。
成婚退会後に終了する支援、家族への挨拶や結婚準備への支援、破談した場合の再入会条件も退会前に確認します。
活動期間は人と相談所によって異なる
結婚相談所へ入会しても、決まった期間で必ず成婚できるわけではありません。プロフィール準備、申込み、お見合い、交際の各段階で必要な時間は変わります。
一例としてIBJは、プロフィール準備を1〜2週間の目安とし、成婚者の交際日数の中央値を約3〜4か月と案内しています。交際日数の情報はIBJ「結婚相談所の結婚までの期間」で確認できます。ただし、これはIBJの活動方法と成婚者データに基づく数字であり、すべての相談所や入会者へそのまま当てはめることはできません。
最初から「何か月で結婚できるか」だけを聞くより、3か月ごとにどの段階を見直すか決めておきます。
- 申込みが少ない:プロフィール公開範囲と申込み方法を確認
- お見合いが成立しない:写真、条件、申込み先を見直す
- 次の面会へ進まない:会話、身だしなみ、判断基準を確認
- 仮交際が続かない:連絡頻度、日程、会うペースを調整
- 真剣交際へ進まない:結婚意思と重要条件を話せているか確認
本人がすることと担当者へ相談できること
| 場面 | 本人が行うこと | 担当者へ相談できること |
|---|---|---|
| 活動準備 | 書類提出、写真、自己紹介文の確認 | 写真選び、文章、希望条件 |
| 相手探し | 検索、申込み、申受けの判断 | 検索条件、申込み先、紹介 |
| お見合い | 会話と次へ進むかの判断 | 日程調整、返事、振り返り |
| 仮交際 | 連絡、デート、相性確認 | 相手の温度感、交際の進め方 |
| 真剣交際 | 結婚条件の話し合い | 意思確認、伝えにくい論点、プロポーズ |
| 成婚退会 | 二人の意思確認と退会手続き | 退会時期、費用、退会後の支援 |
担当者は相手の気持ちを代わりに決める人ではありません。日程や意思確認を支援してもらいながら、関係を作る会話は本人同士で行います。
結婚相談所によって流れが変わるポイント
- 担当者紹介と会員検索のどちらが中心か
- 申込み・申受けの月間上限
- お見合い料が都度必要か
- 日程調整を担当者が行うか
- 仮交際中に複数人と会えるか
- 真剣交際へ進むと紹介が止まるか
- 交際期間に目安や上限があるか
- 宿泊、旅行、同棲などの交際ルール
- プロポーズや家族への挨拶まで支援するか
- どの段階を成婚と定義するか
「入会から成婚までサポート」という説明だけでは、実際の支援範囲は判断できません。各段階で何をしてもらえるかを確認します。
相談所の料金、紹介方法、担当者、契約条件をまとめて比較したい場合は、結婚相談所の選び方ガイドも参考にしてください。
結婚相談所の活動の流れに関するFAQ
無料相談を受けた日に入会しなければいけませんか?
その日に契約する必要はありません。契約書、料金表、サービス内容を持ち帰り、他社と比較してから判断できます。即日契約を強く求められた場合ほど、総額と解約条件を確認してください。
入会したらすぐに相手を検索できますか?
必要書類の確認、プロフィール作成、写真登録、相談所側の審査や公開作業が終わってから活動開始となる場合があります。活動開始日と初月料金の扱いを確認します。
結婚相談所では何人と同時に交際できますか?
仮交際では複数人と会える相談所がありますが、真剣交際では一人に絞る仕組みが一般的です。同時進行の上限と新しいお見合いができる段階は、所属先の規約を確認してください。
お見合い相手と連絡先を交換できますか?
お見合い中の直接交換を禁止し、双方が仮交際を希望した後に相談所から連絡先を開示するサービスがあります。安全性と連盟間の管理に関わるため、個人判断で交換しないようにします。
仮交際は恋人になったという意味ですか?
必ずしも一般的な恋人関係を意味しません。お見合い後に何度か会い、真剣交際へ進むかを考える期間として設けられています。
真剣交際に入れば結婚は決まっていますか?
真剣交際は結婚を前提に一人と向き合う段階ですが、結婚や成婚退会が確定した状態ではありません。生活条件を話し合った結果、交際を終了することもあります。
結婚相談所ではどちらからプロポーズしますか?
相談所や本人たちの希望によって異なります。性別だけで役割を固定せず、どのように意思を伝えたいかを二人と担当者で確認します。
活動がうまく進まないときは何を見直しますか?
申込み前、成立、お見合い、仮交際、真剣交際のどこで止まっているかを確認します。止まる段階によって、写真、条件、申込み数、会話、日程調整、結婚条件など見直す項目が変わります。
活動途中で休会できますか?
休会制度の有無、利用できる理由、料金、期間は相談所ごとに異なります。お見合い成立後や交際中は休会できない場合もあるため、進行中の相手がいる状態で自己判断しないようにします。
途中で退会できますか?
中途解約できる契約があります。クーリング・オフ、提供済みサービス、返金、解約料の扱いが関係するため、契約書と精算書を確認してください。
入会前の最終チェックリスト
- 紹介方法と相手を選ぶ方法を確認した
- 申込み・申受けの上限を確認した
- 活動開始までに必要な書類と日数を確認した
- プロフィールと写真の支援範囲を確認した
- お見合いの日程調整と料金を確認した
- 仮交際と真剣交際のルールを確認した
- 交際中に相談できる内容を確認した
- 成婚の定義と成婚料を確認した
- 休会・中途解約・返金条件を確認した
- 6か月または1年活動した場合の総額を確認した
- 今の生活の中で相手探しと面会時間を確保できる
- 必要な支援と料金のバランスに納得している
まとめ|流れを知り、止まった段階ごとに見直す
結婚相談所では、入会準備、プロフィール公開、相手探し、お見合い、仮交際、真剣交際、プロポーズ、成婚退会という順で活動するのが基本です。
ただし、紹介方法、連絡先交換、同時進行、交際期間、成婚条件は相談所ごとに異なります。入会前に、各段階で本人がすることと担当者へ依頼できることを確認してください。
活動が止まったときは、婚活全体が向いていないと決めず、どの段階で止まっているかを見ます。写真、条件、申込み、会話、日程、結婚条件のうち、関係する項目を一つずつ調整します。
結婚相談所以外の方法も含めて検討する場合は、婚活サービスの比較ページも参考にしてください。

