婚活で自分が高学歴の場合、「結婚相手も同程度以上の学歴にした方がいいのか」「学歴が違うと会話や価値観が合わないのか」「高学歴を条件にすると理想が高すぎるのか」と迷うことがあります。
学歴を相手選びの条件にすること自体が間違いではありません。
実際、配偶者同士の教育水準が似る「教育同類婚」は日本を含む多くの国で研究されています。
一方、
学歴が同じだから結婚生活がうまくいく。
あるいは、
高学歴の人は高学歴の相手を選ぶべき。
とまでは言えません。
夫婦の学歴が似る理由には、相手への好みだけでなく、学校・職場・友人関係など、同程度の教育歴を持つ人同士が出会いやすいことも関係します。
また、婚活で「学歴」を求めているように見えて、実際には、
- 知的な会話をしたい
- 安定した収入を期待している
- 育った家庭環境が近い方がいい
- 子どもの教育観を合わせたい
- 自分の仕事・学歴を理解してほしい
という別の希望を学歴で代用していることがあります。
この場合、本当に必要な条件を直接確認した方が、候補を必要以上に狭めずに済みます。
この記事では、高学歴の人が婚活で学歴をどこまで重視すべきか、同程度以上を求める合理性、学歴差と知的相性、教育観、候補数、結婚相談所での条件設定まで具体的に整理します。
高学歴の婚活で「相手も高学歴」は必須条件?
全員にとって必須とは言えません。
学歴そのものに重要な意味がある人もいれば、学歴を別の条件の代理として見ている人もいます。
まず、
なぜ相手の学歴が重要なのか。
を確認してください。
理由によって、学歴を必須にするか、希望条件にするか、実際に会って確認するかが変わります。
学歴で何を見たいのか、最初に5つへ分ける
婚活で高学歴の相手を求める理由は、主に次のように分けられます。
- 知的な会話・理解力
- 収入・職業の安定性
- 育った環境・文化的な近さ
- 子どもの教育観
- 自分の学歴・仕事への理解
この5つは、学歴と関連する場合はあっても、学歴だけでは決まりません。
1.「話が合う人がいい」なら、学歴より実際の会話を見る
高学歴を求める理由が、
知的な会話ができる相手がいい。
であれば、学歴は一つの手掛かりにはなります。
ただし、同じ大学・大学院レベルでも、
- 興味の分野
- 知的好奇心
- 会話の抽象度
- 説明の仕方
- 議論への関心
は異なります。
逆に、学歴が違っても、知らないことへ興味を持ち、互いの専門を聞き合える相手はいます。
「話が合う」が目的なら、学歴を絶対条件にする前に、実際にどんな会話をしたいのか具体化してください。
学歴とIQも同じではない
前の記事でも扱った通り、学歴とIQは別の指標です。
教育歴には、
- 本人の認知能力
- 学習習慣
- 家庭環境
- 経済状況
- 進学機会
- 本人の努力
- 進路選択
など複数の要因が関係します。
高学歴だから必ず高IQ、高IQだから必ず高学歴とは言えません。
「頭の合う人」を探すために学歴だけで絞ると、本来の目的と条件がずれる場合があります。
2.「安定した収入がほしい」なら、収入・職業を直接確認する
高学歴を希望する理由として、将来の経済的安定を期待する場合があります。
教育歴と所得には集団レベルで関連があります。
ただし婚活で見るのは一人の相手です。
同じ大卒でも、
職業。
現在の年収。
雇用形態。
転職予定。
働き方。
貯蓄・消費。
は違います。
経済面が目的なら、「大学名」より現在の収入・仕事・家計観を直接確認した方が正確です。
3.「育った環境が近い」を学歴だけで判断しない
自分と同程度の教育環境で育った人の方が、生活感覚も近いのではないかと考えることがあります。
実際、教育同類婚の研究では、教育水準の近い人同士が結びつきやすい傾向が長く研究されています。
ただし、同じ学歴でも、
- 都市・地方
- 家庭の経済状況
- 親の教育方針
- 私立・公立
- 留学経験
- 家族関係
は異なります。
「文化的に近い家庭で育った人」が目的なら、学歴だけではなく実際の家庭観・生活観を聞きます。
4.子どもの教育観を合わせたいなら、相手本人の考えを聞く
自分が教育を重視してきた場合、結婚後の子どもの教育も重要なテーマになります。
そこで、
高学歴の人なら教育にも熱心なはず。
と考えることがあります。
しかし、本人が高学歴でも、
- 中学受験は不要だと思う
- 私立より公立を希望する
- 学歴より本人の興味を優先したい
- 海外教育を重視する
- 教育費より他の生活費を優先する
ことがあります。
教育観が重要なら、
子どもができたら教育についてどう考えたいですか?
と実際の考えを確認する方が有効です。
5.「自分を理解してほしい」なら、学歴より相手の反応を見る
高学歴の人の中には、
自分の仕事や学歴を相手に引かれたくない。
あるいは、
競争心を向けられたくない。
と考える人もいます。
この場合、必要なのは相手も同じ学歴であることより、
- こちらの仕事を小さく扱わない
- 学歴を競争に使わない
- 分からない専門分野を質問できる
- 相手自身にも自分なりの軸がある
ことかもしれません。
同程度の学歴でも競争的な相手はいます。
学歴差があっても互いの能力を尊重できる相手もいます。
日本でも「教育水準が近い人同士の結婚」は見られる
日本の1980〜2010年の国勢調査を用いた研究では、教育同類婚、つまり教育水準が同じ人同士が結婚する傾向が確認されています。
一方、その結びつきの強さは1980〜2000年には比較的安定していましたが、2010年には有意に低下しました。
また、女性の教育水準が男性より高い組み合わせも増加しました。
つまり、日本でも同程度の学歴の夫婦は多いものの、
女性は必ず自分以上の学歴の男性と結婚する。
という形に固定されているわけではありません。
同学歴の夫婦が多い=同学歴だから相性が良い、ではない
ここは重要です。
教育同類婚の研究では、同程度の教育歴の人が結婚しやすい理由として、
- 同程度の学歴を好む
- 学校で出会う
- 卒業後の職場・社会環境が近くなる
- 友人・社会ネットワークが近い
ことなどが論じられています。
つまり、同学歴夫婦が多いことは、
同学歴だと結婚生活が必ず良くなる。
という因果関係の証明ではありません。
海外でも「同学歴だけ」の方向には進んでいない
米国で1940〜2020年の夫婦を分析した2024年の研究では、教育同類婚の増加は1990年前後に止まり、その後は教育境界を越えた結婚が増える傾向が報告されています。
特に、女性が自分より教育水準の低い男性と結婚する傾向の増加が大きな変化の一つでした。
もちろん日本と米国をそのまま同一視はできません。
ただ、「現代では同学歴同士でなければ結婚が成立しない」という方向へ一様に進んでいるわけではないことが分かります。
学歴差と結婚満足度の研究も単純ではない
教育水準の組み合わせと結婚満足度・婚姻の質を調べる研究はあります。
しかし、国、世代、性別、社会制度によって結果は異なります。
特定の学歴組み合わせで満足度が高い・低いという結果が出た研究があっても、
高学歴女性は必ず高学歴男性と結婚すべき。
あるいは、
学歴差のある夫婦はうまくいかない。
という普遍的な婚活ルールにはできません。
婚活では目の前の二人の生活条件・関係を確認します。
高学歴女性は「同等以上」にこだわるべき?
高学歴女性が、自分と同程度以上の学歴の男性を希望することはあります。
2016年にIBJ利用者564人を対象に行われた古い調査では、難関大学卒女性の71%が、自分と同程度以上の学歴の相手を希望していました。
ただし同じ調査では、学歴を相手選びに含める女性の70%が、「高学歴のお見合い相手のうち好感を持った人は50%未満」と回答しています。
10年以上前の特定サービス利用者の自己申告調査なので、現在の婚活市場全体へ一般化はできません。
それでも、
学歴条件に合うこと。
と、
実際に会って好感を持つこと。
が別であることを考える参考にはなります。
「自分より学歴が下だと尊敬できない」を具体化する
相手を尊敬できることは、長期的な関係で重要だと感じる人がいます。
ただ、
学歴が下だから尊敬できない。
という条件は、もう一段分けた方がよいでしょう。
尊敬したいのは、
- 知識
- 仕事の専門性
- 努力
- 判断力
- 収入
- 人への態度
- 生活力
- 自分にない能力
のどれでしょうか。
ここが明確になれば、学歴だけで相手を切る必要がなくなる場合があります。
一方、学歴を条件に残してよいケースもある
学歴条件をすべて外す必要はありません。
例えば、
- 自分にとって教育歴そのものが重要な価値観である
- 家庭・親族を含め教育環境の近さを強く重視している
- 候補数が十分あり、他の重要条件を圧迫していない
- 過去の交際経験から教育歴の近さが自分の生活満足に重要だと分かっている
のであれば、希望条件として利用できます。
重要なのは、学歴を条件にすることではなく、理由が不明なまま過剰に絞ることです。
学歴を「必須条件」にする前の4問
次の4つへ答えてください。
- 学歴そのものが違えば、他が理想でも結婚しないか
- 学歴で何を予測したいのか説明できるか
- その内容は学歴以外で直接確認できないか
- この条件で候補がどれだけ減るか把握しているか
1が「いいえ」なら、学歴は必須条件ではなく希望条件かもしれません。
結婚相談所では、学歴条件で候補数が大きく変わる
2026年4月時点のIBJ公開データでは、男性会員の学歴は、
- 大学卒:53.9%
- 大学院卒:17.3%
です。
女性会員は、
- 大学卒:61.6%
- 大学院卒:6.9%
です。
大学卒以上なら、単純合計で男性71.2%、女性68.5%です。
一方、大学院卒だけに絞れば男性17.3%、女性6.9%になります。
ここへ年齢、居住地、年収、婚姻歴、子どもの希望などを追加すると、候補はさらに減ります。
「大学院卒以上」を使うなら、その理由を確認する
例えば、博士・研究職で、
研究生活や大学院での経験を共有できる人がいい。
のであれば、大学院卒条件には具体的な意味があります。
一方、
大学院卒なら自分と同程度に頭がいいはず。
だけで設定しているなら、知的相性を学歴で代用しすぎている可能性があります。
大学名まで必須にすると、さらに目的とのずれが起きやすい
婚活で、
旧帝大。
早慶。
MARCH。
特定大学群。
などを条件にする人もいます。
学校歴そのものに価値を感じるなら条件としては成立します。
ただし、大学名で、
- 現在の収入
- 会話の相性
- 家庭観
- 人格
- 子育て観
まで予測することはできません。
「なぜその大学群でなければならないか」を説明できるか確認します。
IBJでは最終学歴以外の条件も検索できる
IBJの現在の会員検索では、最終学歴だけでなく、
- 年齢
- 居住地
- 年収
- 職業
- 婚姻歴
- 子どもの希望
- 家事分担
- 育児分担
- 趣味・ライフスタイル
なども確認できます。
高学歴の相手を探す場合でも、学歴だけでランキングするのではなく、結婚後の生活に直接関係する項目と組み合わせます。
「学歴が高い順」に申し込むより、先に生活条件を合わせる
例えば、
Aさん:大学院卒、希望居住地が違う、子ども希望が違う。
Bさん:大学卒、居住地・働き方・子ども希望が近い。
場合、学歴だけならAさんが上ですが、結婚生活としてはBさんの方が検討しやすい可能性があります。
婚活は学歴ランキングではありません。
「結婚後に調整が必要な項目」から先に見ます。
高学歴の人が相手選びで見る7項目
学歴と併せて、次の7つを確認してください。
- 知的好奇心
- こちらの仕事・学歴への態度
- お金の使い方
- 子どもの教育観
- 仕事と家庭の役割分担
- 意見が違うときの話し方
- 双方の家族との距離感
学歴が同じでも、この7つは合わないことがあります。
学歴差がある相手とは「説明し合えるか」を見る
学歴差があると、育った環境や経験が異なることがあります。
問題は差そのものより、
違いについて話せるか。
です。
例えば、子どもの教育について意見が違ったとき、
高学歴の自分の方が教育について分かっている。
で終了せず、
本人の経験。
教育費。
子どもの希望。
家庭の負担。
を一緒に検討できるかを見ます。
高学歴側も、相手を「教える対象」にしない
学歴差がある相手に対し、
自分が教えてあげる。
という関係が固定すると、対等なパートナーシップから離れていきます。
相手には、仕事、実務、生活、人間関係など、自分より経験のある領域があるかもしれません。
教育歴は能力全体の順位ではありません。
自分より高学歴の相手にも萎縮しない
逆に、相手の学歴が自分より高いと、
自分では釣り合わない。
と感じることがあります。
しかし相手があなたに会っている時点で、学歴だけで候補外にはしていません。
学歴差を能力の上下関係にせず、実際の相手の態度を見てください。
高学歴女性×低学歴男性を最初から除外しない
日本の国勢調査研究では、女性の教育水準が男性より高い組み合わせの割合・起こりやすさは1980〜2010年に増加しました。
米国でも、近年は女性が自分より教育水準の低い男性と結婚する傾向の増加が、教育同類婚の低下に影響しています。
これは「学歴差を気にする必要がない」という意味ではありません。
ただ、高学歴女性が自分以上の学歴だけへ限定しなくても結婚は実際に成立していることを示します。
「親が同等以上を求める」ときは、自分の条件と分ける
婚活では、本人ではなく親が、
同じ大学レベル以上の人。
を求める場合があります。
家族との関係を無視する必要はありません。
ただし、結婚生活を送るのは本人です。
親の希望。
自分の希望。
相手との実際の相性。
を分けて考えます。
「学歴が気にならないふり」をする必要もない
学歴を気にすること自体を悪いことのように感じる必要はありません。
本人にとって大切な理由があるなら条件にできます。
問題は、
学歴を気にするのは浅いから全部外す。
か、
自分は高学歴だから同等以上でなければ絶対合わない。
の二択になることです。
必須・希望・会って確認へ分ければよいだけです。
相手選びでは「学歴条件を一つ外すと何人増えるか」を試す
結婚相談所や検索型サービスを使っているなら、実際に条件を変更して候補数を確認できます。
例えば、
大学院卒のみ。
から、
大学卒以上。
へ広げたとき、候補がどれくらい増えるかを見ます。
その上で、増えた候補のプロフィールに、自分が求める趣味・仕事・価値観の人がいるか確認します。
頭の中だけで「学歴を広げても合う人はいない」と結論づけません。
一度条件を広げても、合わなければ戻してよい
条件緩和は永久決定ではありません。
例えば10人程度プロフィールを見たり、実際に数人会った結果、
自分の場合は教育歴の近さが本当に重要だった。
と分かれば戻せます。
婚活条件は、最初に一度決めて固定するものではなく、実際の経験から更新するものです。
高学歴の相手を探す場合も「高学歴サービス」が必須ではない
現在のIBJ会員データでは、大学・大学院卒が男女とも多数を占めています。
一般的な大手結婚相談所ネットワークでも最終学歴検索ができます。
そのため、高学歴の人に会うことだけが目的なら、高額な高学歴専門サービスが必須とは限りません。
専門サービスを使うなら、
- 独自の入会基準
- 独自会員
- 一般サービスと違う紹介方法
- 追加サポート
- 料金総額
を比較してください。
高学歴向けアプリ・サービスを使うときも同じ
2026年現在、MARCH以上など特定の学歴を入会対象にした婚活サービスもあります。
最初から教育歴の近い相手に会えることは利点です。
一方、サービス自身も「学歴だけで相性は決まらない」と案内しています。
母集団を高学歴へ絞ることと、その中から生活・価値観の合う相手を選ぶことは別の作業です。
学歴条件を設定するときの3段階
必須条件
学歴が違えば、他が理想でも交際しない。
希望条件
同程度以上を優先するが、他の条件が合えば会う。
参考情報
プロフィールでは見るが、申込み・交際判断には直接使わない。
多くの人にとって、最初は「希望条件」から始める方法があります。
高学歴の相手選びで使える優先順位
例えば、次の順番で考えます。
- 安全・相互尊重
- 結婚意思と重要な生活条件
- 仕事・お金・子ども・家族について話し合えること
- 会話・価値観・知的相性
- 学歴
本人にとって学歴が第3位になることもあります。
大切なのは、なぜその位置なのか説明できることです。
高学歴の婚活・相手選びについてよくある質問
高学歴なら同程度以上の学歴の人と結婚した方がいいですか?
一律には言えません。
同程度の教育歴の人同士が結婚しやすい傾向はありますが、それだけで結婚満足度が決まるわけではありません。学歴を重視する理由を具体化してください。
学歴が違うと会話が合いませんか?
学歴だけでは判断できません。
知識、好奇心、興味、説明の仕方、会話の抽象度などが関係します。実際に会話して確認してください。
高学歴女性は自分以上の男性に絞るべきですか?
本人にとって必要なら条件にできますが、必須ではありません。
日本でも女性の方が教育水準の高い夫婦は増えてきました。学歴差より、尊重・生活・教育観を確認してください。
自分より学歴が低い人を尊敬できるか不安です
「尊敬」の中身を分けてください。
仕事、努力、人柄、専門性、生活力など、学歴以外に尊敬できる要素があるか実際の相手を見て判断できます。
子どもの教育を考えるなら高学歴の相手がいいですか?
本人が高学歴でも教育方針が自分と同じとは限りません。
受験、私立・公立、教育費、本人の自主性などを具体的に話す方が確実です。
高学歴の方が高収入ですか?
集団レベルでは教育歴と所得に関連がありますが、個人の収入は職業・経験・働き方などで異なります。
婚活では相手本人の収入や仕事を直接確認してください。
大学院卒だけに絞るのは条件が厳しすぎますか?
目的によります。
2026年4月のIBJ公開データでは大学院卒は男性17.3%、女性6.9%です。ここへ年齢・地域などを加えると候補はさらに減ります。大学院経験そのものが必要なのかを確認してください。
高学歴専門の婚活サービスの方がいいですか?
教育歴を最初から絞れることには利点があります。
一方、一般の大手相談所ネットワークにも大学・大学院卒は多数います。独自会員・支援・料金差を比較してください。
親が同程度以上の学歴を求めています
親の意見は一つの情報ですが、本人の条件とは分けてください。
なぜ親が学歴を重視するのかを聞き、自分自身も同じ理由を重視するか考えます。
学歴条件を外したら妥協になりますか?
必ずしも妥協ではありません。
本当に必要な条件へ置き換えただけなら、相手選びの精度を上げたとも考えられます。逆に学歴そのものが重要なら残して構いません。
まとめ|高学歴の婚活では「相手の学歴」より、なぜ学歴を求めるのかを先に決める
高学歴の人が、自分と同程度以上の学歴の結婚相手を希望することはあります。
実際、日本でも教育水準の近い人同士が結婚する傾向は確認されています。
ただし、それだけで、
同学歴だから相性が良い。
あるいは、
学歴差があるから結婚生活が難しい。
とは言えません。
婚活で重要なのは、なぜ学歴を求めているのかです。
知的な会話が目的なら、知的好奇心や実際の会話を見ます。
経済面なら、現在の収入・仕事・家計観を確認します。
家庭環境の近さなら、家族観・生活観を話します。
子どもの教育なら、教育方針を直接確認します。
自分を理解してほしいなら、学歴差ではなく相手の実際の態度を見ます。
その上で、学歴自体が自分にとって重要なら条件に残して構いません。
ただし、必須条件にする前に候補数への影響も確認してください。
2026年4月時点のIBJでは大学・大学院卒を合わせると男性71.2%、女性68.5%ですが、大学院卒だけなら男性17.3%、女性6.9%です。
そこからさらに年齢、居住地、年収、子どもの希望などを掛け合わせれば、候補は大きく減ります。
婚活条件は、厳しいほど精度が上がるわけではありません。
本当に結婚生活へ影響する条件だけを必須にし、プロフィールでは分からない知的相性・尊敬・生活観は実際に会って確認します。
学歴を気にすることを否定する必要もありません。
ただ、学歴という一つの数字・経歴に、知能、収入、家庭環境、教育観、人格までまとめて背負わせないことです。
「高学歴の人」ではなく、「自分が学歴に期待しているものを実際に持っている人」を探すことが、高学歴の婚活では最も実用的な相手選びになります。
性格・特性から婚活テーマを探す場合は、性格・特性から探すをご覧ください。
婚活サービスを比較する場合は、婚活サービスから探すをご覧ください。
結婚相談所を検討する場合は、結婚相談所ガイドも確認できます。
婚活中の困りごとから探したい場合は、婚活の悩みをご覧ください。
参考・確認先
- Fukuda S, Yoda S, Mogi R. Educational Assortative Mating in Japan: Evidence from the 1980–2010 Census.
- Blossfeld HP. Educational Assortative Marriage in Comparative Perspective.
- Hirschl N, Schwartz CR, Boschetti E. Eight Decades of Educational Assortative Mating: A Research Note.
- IBJ|数字でIBJチェック!
- IBJ|会員検索システム
- IBJ|婚活サポートコンソーシアム「婚活と学歴」調査
- Tynes SR. Educational heterogamy and marital satisfaction between spouses.
- Wang X, Ma C. Educational Assortative Mating and Its Impact on Marital Quality in China.
- 高学歴カップル|公式サイト
※この記事では「高学歴」を一般的な婚活上の表現として使用しています。どこからを高学歴と呼ぶかに統一された基準はありません。また、学歴からIQ、人格、収入、価値観、結婚適性を一律に判断することはできません。婚活サービスの会員構成・検索機能等は変更される場合があるため、利用前に最新の公式情報をご確認ください。

